~50代女性が知っておきたい、身近なハラスメントの危険〜
コンプライアンス違反ってなに?
みなさんは「コンプライアンス違反」と聞いて、
どんなことを思い浮かべますか?
コンプライアンスとは、会社やお店、いろいろな
グループが守らなければならない法律やルール、
そして社会のマナーのことです。
これを破ることが「コンプライアンス違反」です。
昔に比べて今は特に、社会の目が厳しくなっています。
もし会社や上司がこのルールを守らないと、
働いている人が大きな損をしたり、
人生が壊れてしまうことさえあるのです。
どんな違反が人生を壊してしまうの?

セクハラ
職場でのセクハラ(セクシュアルハラスメント)は、
今もなくなっていません。
「体をじろじろ見られる」「酔った席で体を触られる」
「必要ないのにプライベートなことを何度も聞かれる」など、
50代女性の中にも経験した人がいるかもしれません。
最近は、芸能界や大企業でもセクハラが
大きな問題としてニュースになりますが、
実際には一般の会社や職場でも多くの人が悩んでいます。
「あの人には言えない」「会社に相談しても変わらない」
と思い、我慢してしまう人も少なくありません。
パワハラ
パワハラ(パワーハラスメント)も大きな問題です。
例えば、上司から「根性が足りない!」
「帰るのが早い!」と何度も怒鳴られたり、
普通では無理な量の仕事を押しつけられたり、
会社の飲み会に絶対に出なければいけないと
言われたりします。
このようなパワハラが続くと、体調を崩したり、
会社に行くのがこわくなったり、
家族との関係も悪くなってしまうことがあります。
最悪の場合、長年続けた仕事を失い、
人生設計が大きく狂ってしまう人もいます。
会社の不祥事がもたらすもの
有名な企業がルールを守らず大きな不祥事を起こした時、
社員の人生も大きく揺らぎます。
たとえば、オリンパスという有名な会社で、
お金のごまかし(粉飾決算)が発覚したとき、
たくさんの社員が信頼や将来を一気に失いました。
自分が一生懸命頑張っても、会社全体の問題で
人生が変わってしまうこともあるのです。
なぜ50代女性にとっても身近な問題なの?
- 50代は、これまで築いてきた
キャリアや家族のための大切な時期です。 - 会社や人間関係のトラブルがあると、
その信頼や安心感が一瞬で崩れてしまいます。 - ハラスメントを我慢し続けると、心も体も弱ってしまい、
元気がなくなってしまうこともあります。 - 年齢を重ねてきた今だからこそ、
「もう我慢しない」と決めることが大切です。 - もしかしたら、気づかないうちに自分が、
コンプライアンス違反をしているかも?
改めて、自分自身の行動を見つめ直すことも大切。
こんな時はどうすればいい?防ぐためのポイント
社内に相談窓口がある場合はメモしておきましょう。
外部の横断機関もインターネットで簡単に見つかります。
「どんな行為がハラスメントか」
「困った時にどう行動するか」
知っておくことが自分を守ることにつながります。
会話のメモやメール、LINEのやりとりなど、
できるだけ記録を残しておきましょう。
家族や友人、同じ経験をしたことがある人に
話すだけでも心がラクになります。
転職や退職を考えるのは「逃げ」ではありません。
自分の人生を大切にする選択肢です。
誰もが関わる可能性がある
コンプライアンス違反は、
特別な人だけの問題ではありません。
自分や家族のために、正しい知識と行動で
「人生を守る」ことが大切です。
少しでも「おかしいな」「つらいな」と思った時は、
勇気を出して声をあげましょう。
また、自分自身の行動も見つめ直して、
気づかないうちのコンプラ違反!?
なんてことの無いように気をつけていきましょう。