50代になってから推し活を始めた人の中には、
「一緒に盛り上がれる推し友がいない…」
と少しさみしく感じる方もいるかもしれません。
実際に私は新しい人間関係を作るのが苦手。
ひとりでいることはそんなに苦ではないタイプ。
そんな50代の私が実際にひとり推し活をして
リアルに感じたことを紹介したいと思います。
「〇〇しなきゃいけない」と思うならやらない
子育てや仕事が一段落して、
自分の時間が増えてくる50代。
そんな中で出会った推し✨
そして推しアカウントを作成し、
情報を集め、実際にライブに足を運び始めたころ、
Xなどで発信している人同士、挨拶を交わしている。
私もなんとなく、この人はきっとアカウント名
〇〇さんだな。とは分かりましたが、
話しかける勇気もなく、そんなこんなしていたら、
ライブを重ねていくたびに、周囲は友達の輪と
いうものが広がっていっているように感じた。
私も挨拶しなきゃいけないのかな。
ふと頭をよぎった。
ちょっと待って!「〇〇しなきゃ」ってなんだそれ?
だめだ。仕事じゃない。子育てでもない。
ここは私の趣味の領域。
「しなきゃダメなんて」なんてことはない。
同じ推しの人と繋がりたい!
と思う人はそれでいい。
でも私自身は「しなきゃいけない」という
感情になるってことは、
コミュ力のない私が無理に推し友を作ることは、
きっとストレスにつながると気付いた。
のしかかるトラウマ
仕事では、コミュ力がないなんて言ってられない。
会社は組織だから、人脈は仕事を進める上で重要。
会社で人間関係を円滑に進めていくことは、
定年するまでずっと続く。
そして、子育中は先生やママ友達と
うまくやらなきゃいけない。
「めんどくさい」と思っても、苦手な人だと
思っていても子育て中はうまく付き合っていく
必要がある。
もちろん、ママ友とのコミュニティがゼロだと、
子育て中はキツいことは多々あるので、
それはそれは気を遣い頑張った。
それは、仕事の人脈作りより何倍も大変だった。
ある程度、合わせなきゃいけないし、
かといって深入りはしないほうがいい、
ちょうどいい程度に付き合うのがベスト。
意見が合わないと、急に距離を置かれたり、
逆に距離を置かれている人を目撃してしまったり。
ママ友との人間関係で悩む人だって少なくない。
ママ友との輪に入れなくて孤立している人もいる。
(その人自身はなんとも思っていないのかもですが)
ママ友たち同士のトラブルだってあった。
子どもが絡んでいるので、
そこはすごく気を遣ってきた。
子育てが終わったいま、
「〇〇しなきゃいけない」は極力やめよう。
しなくてもいいことを「しなきゃいけない」と
思うのはやめよう。
たとえ、推し友ができて
新たなコミュニティができたとして、
それは本当に楽しいことなのかもしれないけど、
この人間関係がうまくいかなくなったら…。
私にとっての推し活が苦痛なものになってしまう。
ほかのサイトでも、
推し友といろいろあって、
肝心な「推し」を見るのも辛くなった
なんて記事も読んだことがある。
それだけは避けたい。
ひとり推し活で寂しいと感じる瞬間
基本的にはひとりで行動することは
苦手ではないのですが、
ひとりで推し活をしていて寂しい、
孤独感を感じることもあります。
ライブ開演前
ライブ開演前に席に座っていると、
私を挟んであっちから、
「〇〇ちゃーん!席そこだったんだ」
「△△ちゃん!近いね〜、あっちにも、
□□ちゃんがいたよ〜」
なんて私を挟んで大声で呼び合っている。
心の中で「うるさいな」と
つい思ってしまいそうになりますが、
本人たちは私の存在なんて認識していない
のかもですが、たまにチラ見されることも。
そんな時は孤独を感じてしまいます。
*ご本人は悪意はないと思いますが。
グッズ販売中に
グッズ販売で並んでいる時などは、
後からきた人が、先に並んでいた推し友に、
ついでに買ってもらうなど、
ソロ活だと、残念ながらそれができない。
頼む相手がいないから順番を待つしかなく、
売り切れたらもっと早く来なかった自分が
悪いと割り切るしかない。
SNSの推したち
SNSで推し友同士が、仲良く打ち上げを
していたり、一緒に推しのダンスをみんなで
踊っているものをアップしていると、
寂しく感じることもあります。
さらにXなどで、
「今日は会えて嬉しかった♪」
「ご挨拶できてよかったです❤️」
「無事に終電間に合ったよ〜!」
「次のライブでまた会おうね!」
なんて投稿を見ると、
LINEでよくね?って思うけど、
少し羨ましいというか、
孤独を感じてしまうこともあります。
番外編
これは寂しいとか孤独を感じるなどとは
違いますが、推しにはいろんな人がいます。
初期の頃からのファン。
今ではあまり手に入らない初期の
頃のTシャツなどを着て来ている推し。
手作りの推しグッズを作り(非公式)
知り合った推し友に配る推し。
お菓子の詰め合わせをいくつも仕込んで
知り合った推し友に配る推し。
ライブ後の打ち上げを企画し、知っている
推し友に声をかけまくる推し。
ただ、いままで常にみんなと一緒にいた人が、
先日ライブ会場でポツンとひとりでいたのを見て、
何かあったのかな…?と
勝手に心配になってしまうこともあります。
ひとりだといろいろと目についてしまいますが、
周りは自分のことを全然見ていないのが現実。
最近では開演5分前くらいに席に座り、
終演後はさっさと帰っています笑。
ライブが始まったらみんな同じ

ライブ前などは寂しいとか、
孤独を感じるシチュエーションに
遭遇することがあるかと思いますが、
いざライブが始まると、
そんなこと一切関係なくなります。
みんな推ししか見ていないし、
隣がどんな盛り上がり方をしているか
なんて誰も気にしないのです。
*ルール範囲内であれば。
なんなら好きな推しを目の前に、
みんなで盛り上がっている一体感は
楽しいものです。
楽しい瞬間も、
嬉しい瞬間も、
周りは友達や知り合いじゃなくても、
思うことは同じ。
なので、ライブが始まってしまうと、
そんな感情一気に吹き飛んでしまいます。
おわりに
推し友を作らなきゃいけない?
「しなきゃいけない」
なんてことはありません。
ひとりで推し活は自分のペースで楽しむことができ、
人間関係に悩むこともありません。
寂しいと思う瞬間はありますが、
それはだんだん気にならなくなります。
自分の気持ちを大切にして、
自分の好きなように楽しめば、
それが一番の幸せです。
誰かと比べる必要はありません。
あなたらしい推し活を、
これからも楽しんでいきましょう!